山口アーツ&クラフツ、熊本県伝統工芸館での個展が終了しました。

  • 2023.05.07 Sunday
  • 09:41



時が経ってしまいましたが、山口アーツ&クラフツが終了しました。

1日目は予報通りの終日の雨、
2日目は晴れ→雨→大粒のヒョウ→突風や雷をともなう雨、
と天候の影響を受けながらも、
多くのご来場者の皆さんとともに楽しく過ごせたあっという間の2日間でした。


全国から作家が集うこの素晴らしいクラフトフェアが開催される山口県や近県の皆さんが羨ましく、
出展者として参加させていただけたことがとても光栄でした。
ご来場いただいた皆様と実行委員や出展者、
関わる全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。


最後のお客様は、
フラミンゴ(かさかけ)をずっと悩まれていたお客様が大雨の中、
戻ってこられてご購入いただけるとのことで車までお持ちしながらお話をしたのですが、
そのお客様は年に一回開かれるこのクラフトフェアをとても楽しみにしながらコツコツと貯金をおられるとのこと。
『ありがとうございます。大切に使います。』と持ち帰られる姿を見送りながら
有難い気持ちとともに、
また来年も出展して楽しみにして来場される皆さんの力になれるように頑張ろうと、
私も力をいただきました。


ご縁をいただいた皆様、誠にありがとうございました。末永くご愛用いただけると幸いです。

そしてすっかりブログでの告知を失念しており、
事後報告で恐縮ではありますが
熊本県伝統工芸館で個展をさせていただきました。

オーダー家具職人 町田英輝の生活工芸展

2023年4月25日(火)〜30日(日)
熊本県伝統工芸館 2階展示室A



伝統工芸館の窓に映る熊本城です。
この窓の向こう側の展示室で個展をさせていただきまして、
そこから見える熊本城も格別でした。





今回は愛犬さくらも同行していたので期間中は閉館後、
いろいろと熊本の各地を散策しながら旅を楽しんでおりました。



熊本県伝統工芸館では多くの方に足を止めて作品をご覧いただけ、
たくさんのご縁に恵まれながら無事に終了しました。


何度も見学に行っては素晴らしい作家の皆さんから
良い刺激を頂いてきた憧れの場所で個展をさせていただき
多くのお客様に作品をお渡しすることができ、夢心地のような6日間でした。


ご来場いただいた皆様、お世話になった作家の皆様、伝統工芸館の皆様、
誠に有難うございました。
機会を頂けたらまた開催させていただきたいです。

 

山口アーツ&クラフツ2023に出展します。

  • 2023.04.14 Friday
  • 20:43

今日は山口県に来てます。
前回に続き、有難いことに今年も出展させていただきます。



山口アーツ&クラフツ2023
2023年4月15日(土)・16日(日) 
15日10:00∼17:00 16日10:00∼16:00
維新百年記念公園
山口県山口市維新公園4丁目1



両日ともにあいにく小雨の予報ですので
お足もとにお気をつけてご来場ください。



維新公園のDブロックで皆様とお会いできるのを楽しみにお待ちしております。


 

エアポートギャラリー鹿児島での木工展、終了しました。

  • 2023.04.14 Friday
  • 20:38

エアポートギャラリー鹿児島で2週間開催された個展では、
多くの方に足を止めて作品をご覧いただけ、
たくさんのご縁に恵まれながら無事に終了しました。



この場所では3回目の開催でしたので、
追加でお買い求めいただくお客様からは気に入ってご愛用いただけてる声も聞けて嬉しいかったです。
また2024年のゴールデンウィーク後半に開催予定ですので、
次回に向けて励んでまいります。
ご縁をいただいた皆様、ありがとうございました。


そのエアポートギャラリーのすぐ横には山形屋食堂さんがあって、
いつも皆さんがいろいろなメニューを美味しそうに食べているのをずっと見ていたので、
期間中たまらず何度も行ってました。



その他にも鹿児島空港はいろいろと美味しいのがあって日ごとに胃袋が大きくなりました。



おススメはやっぱり山形屋焼きそばですねー。
大盛りもぺろりといけちゃいますよ。


 

ソメイヨシノ。

  • 2023.03.30 Thursday
  • 10:45

 

各地で桜の満開の知らせが伝えられている季節になりましたね。

個展開催中のため、咲きほこる桜の花を横目に見ながら空港に通う日々です。

 

寒い季節の終わりと春の訪れを美しい花で知らせてくれるソメイヨシノ。

そんなソメイヨシノの花、ではなく、木材利用が最近の私の課題です。

 

きっかけはある日、

用事があって近くまで来てからふと思いだして立ち寄った場所で出会った、

伐採して間もないソメイヨシノでした。

そこは2011年の春、

開業する場所を探しているときに1度だけ訪れたことがある、
かつては学校があったという場所。
山間のもの静かな、

時が止まったかのようにゆっくりとした時間が流れるその場所は、
もしまだ校舎や体育館が残っていたならば、

こういう所でモノづくりがしたいと、かつての私が心惹かれた場所でした。


その伐採されたばかりのソメイヨシノを眺めながら
伐採された理由は、台風の被害があったのだろうか、

割けた傷口の真新しさから寒さや久しぶりに積もった雪も影響しての事だろうか、
と推察しながら、


 

ふと真新しい切り口から溢れた樹液が目にとまり、

切られてもなお、生命力を示しているようにも、

切られたことを泣いているようにも見えました。

 

「木は二度生きる」と言いますが、

このまま放置されてこの木に二度目はあるのだろうか…

 

以前にも書いたことがありましたが、

ソメイヨシノは木工に適した木とは言えない、難易度が最高レベルの木です。

その理由は乾燥するときの収縮が他の樹種と比べても大きすぎて

見たことのないような狂い方と

激しい割れが発生する確率が極めて高いため、

木材としては利用はされてきていないのだと思います。

 

しかし、伐採された時期、そして自分との出会いがベストなタイミングで、
何か偶然ではない、挑戦する機会を得たように思えました。

 

役場に問い合わせ、譲り受けて良いとの区長さんからの許可が得られ、

有難く頂戴したのでした。


 

この木を知るため、試しに細い所で器を作ってみて、
赤身と白太のコントラストが際立ち、小物ならば使えそうな良い感触を得ました。
 

しかし、数日後、改めて難しさを痛感しました。

収縮に耐え切れず大いに狂い、割れてしまう。

 

 

鍵は製材をどのようにし、乾燥をどうするか。

それを試行錯誤しています。

 

泣いているように見えるほど溢れる樹液が豊富であることも

収縮の大きさに起因しているように思いますので

水中乾燥を試みています。

 

 

そんな試行錯誤をしながら、今回の個展ではわずかですが

ソメイヨシノの収縮を生かした形の、

ランプシェードや器にして展示しています。

 

 

 

CLOVER FURNITURE 木工展
新たな一歩に贈る生活工芸品
 

2023年3月24日(金)∼4月6日(木)
エアポートギャラリー鹿児島
鹿児島空港2階

N様の木箱。

  • 2023.03.24 Friday
  • 12:31

前回のエアポートギャラリー鹿児島で
小物をご購入頂いて
とても気に入ってご愛用いただいているとN様から頂いたメール。


それがきっかけとなり、大切な仕事道具を仕舞う木箱を
制作させていただきました。


ウォールナットの中でも特別な杢目を探して用いました。





側板の木目が四方繋がるように作りました。


普通に長い板から箱を作ると最初と最後のところで木目が繋がらなりますが
ひと工夫して木目が繋がるように作りました。


蓋にはお客様の思い入れのある言葉を刻みました。



 
特別な杢目というのは希少性と
その入り組んだ木目から加工がとても難しく
絶えず緊張しながらの制作になりましたが、
無事に届いたとのN様から頂いたメールには、
 

「素晴らしい品ですね、ニヤニヤが止まりません。

美しい木目、すべすべの手触り、新しいオイルの香り、大変満足です。

刻印も、とても良い感じです。

職場に持っていって、自己満足に浸りながら仕事に励みます。」

 

と、とても気に入っていただけたようで何よりです。

末永くご愛用いただけると幸いです。

 

そんなエアポートギャラリー鹿児島での個展が本日から始まりました。

今回もどのような出会いがあるのか楽しみです。

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